LaTeX: コマンド名の改変

以前述べたけど、キチェ語のノート作成では逆疑問符をよく使う。これはLaTeXでは

と書くけど何度も書くとなると結構面倒。そこでこのコマンド名を短くする。

厳密にはコマンド名を変更するのではなく、新たな分かりやすく短いコマンドを作成することとなる。つまり

となる。逆感嘆符のコマンドも一緒に作った。

こういう所がLaTeXの便利なところ。逆に独自のマクロ(要はユーザー定義のコマンド)を使わないのであればあまりLaTeXを使う必要は無い。数式だけであればWordも大分マシになったし。

こんな風にノートを作成している。まだタイポが結構あると思う。

LaTeX: longtableを使う際の注意点

LaTeXでキチェ語のノートを作成する様になって使うようになったのがlongtableパッケージ。単語リストとかでページを跨ぐことが多いので。

単語リストの場合は中央寄せにすることが多かったので気付かなかったけど、longtableを使うと意図せずともテーブルが中央寄せになってしまう。つまり左寄せになっていてこう書くと

こんな風に出力されてしまう。

で調べたらlongtableの場合は左寄せにすることをオプションで明示する必要があるとのこと。つまり

こう書く。すると左寄せのテーブルが出力される。

Beamer

プレゼンはここ10年位はずっとBeamer。Prosperを使ったこともあったけど、Beamerの方がカスタマイズしやすいと感じた。

とある理由によりオレンジ色基調で。実際の出力はPDF。

大抵の場合、ページ番号としてマヤ数字を入れている。話の種にもあるし都合が良い。ソースはこんな感じです。

K’iche’ ch’ab’al ruk’ LaTex (LaTeXでキチェ語)

キチェ語のノートは前にも述べたと思うけどLaTeXで管理している。ファイルも軽いし何より好きな様に編集できるのが利点。

ただ、これまでは論文執筆を中心に使ってきたため、これまでとは少し使い方が異なり新たな機能が必要となったので作ることとした。

例えば問題への回答を下線と朱色の文字を使って書くということ。下線の長さを統一したり、微調整する時に面倒なことが多かったのでこう書いた。

また、キチェ語の文法ではシータをよく使うけど、これはノートでは必ず太文字を使っているので

を入れておけばその後は気にする必要なし。

後は空白の統一や自動インデントを除く仕様にした。インデントについてはこうする。

こんな風にノートを作成している。

実行結果はこちら。細かいところは今後説明したい。備忘録として役に立つ。

なお、Wachi’l, chqatatab’ej jas le kub’ij le qajtijは「みんな(友達)、先生の言うことを聞こうよ!」という意味。

LaTeX: オーディオ・ファイルの取り入れ方

キチェ語のちょっとしたテキストを作成する時、オーディオやビデオ・ファイルへのリンクを貼るのも一つの手段だけど、ネットに繋がっていない場合を想定(マヤ系言語を学ぶ場合はそういった状況も多々ある)した場合、あまり重くなければPDFにファイルを埋め込むこともオプションの一つとして考えられる。

media9を使ってオーディオ・ファイルを取り入れてみた。

埋め込みの部分はこんな感じ。まぁデザインは好きな様に出来るけど。

こんなファイルが出来上がった。そんなに重くもないし、良い感じ。

あ、オーディオ・ファイルを埋め込んだ箇所には英単語があるけど、それぞれキチェ語のオーディオをファイルを埋め込んでいます。