グアテマラ人の大半はカトリック若しくはエヴァンジェリカルな訳だけど、マヤの先住民の場合は以前も書いた通り、キリスト教の概念に土着の宗教というか、マヤの世界観が混ざっている。
つまりシンクレティズムだ。
理解が浅いのかもしれないけれど個人的には欧州でキリスト教が浸透する前に神々として捉えられていた存在がその後キリスト教に精霊として取り込まれたことと似ているのかなと感じている。そうすることによってキリスト教を受け入れやすくしたのだろうか。
こちらで有名なサンシモンもその一例。有名なところではスニル市とかだと思うけれどサンシモンの像自体は呪術師のところや個人宅にも結構目にすることが出来る。
今の日本ではそういった目に見えないことというのが受け入れやすい環境とはとても言えないと思うけれどそれは結構最近のことかもしれない。少し前までは大抵の過程には仏壇があったわけだし。
脱線しているけどこの目に見えないものは先住民の生活に大きな影響を与えている。呪いもそうだし、オホやスストといった先住民間特有の病気・症状も関係してくる。今後その辺について少し書いてみたい。