Popol Wuj続き

ヒメネス神父が書き写したポポルヴフ。現存最古のもの。Sto. Thomás Chuílaとあるけどチュイラはキチェ語でチチカステ(イラクサ)の上という意味。現在のチチカステナンゴ市。

一ページ目がこちら。

この写しからは中々分かりにくいけれどポポルヴフは韻文と散文が入り混じった形で構成されている。これまでの殆どのスペイン語訳版が物語の内容に焦点を当てているため,その点がないがしろにされているのは残念なこと。

レシーノス版もそうであるため,結果として唯一の日本語版である林屋版もそうなってしまっている。

三つの言語による紙芝居プロジェクトのため,改めてしっかりポポルヴフを読んでいるけれど,表現豊かな書籍だと思う。読んでいて情景が頭に浮かんできて司馬遼太郎の峠を読んでいた時の感覚を思い出した。

テッドロックやサム・コロップも指摘している通り,最も普及していると思われるレシーノス版には誤りが結構あるし,このヒメネス神父版をベースにした日本語版を作成したい気持ちはある。

こちらは日本語版の動画。双子の兄弟フナフプーとイシュバランケーがうぬぼれたウクヴ・カキシュを退治しに行く場面を描いたもの。シェラの日本語を学んでいる女の子にナレーションを頼んだ。

Don Matías

田舎にいると季節の移り変わりを感じやすい。今はトウモロコシの収穫の時期が近く実際に今日収穫した世帯もいくつかある。

大分乾燥してきた。

先週末にはカンテル在住の方にインタビューした。聞きたいことは沢山あったけれど、絞って数点。中々面白い話が聞けた。インタビューの一場面。

Presentation

先週とある大学で修士課程の学生相手に簡単な統計関連の授業を行った。

普段統計にあまり触れることのない文系の学生対象だったので反応はイマイチ。でもまぁ、学校や授業の雰囲気は楽しいと感じる。

Popol Wuj

国際デジタル絵本学会の協力の下,ポポル・ブフ第一章の絵本動画を作ってみた。日・西・キチェ語の三つのバージョンを作る予定だけと取り合えずキチェ語バージョン。

Popolは共同体という意味だけどこれはペタテと呼ばれるマット(pop)に由来する。編む様子が人々の交流を表すから共同体となった。ある意味中島みゆきの「糸」に通ずるところがあると思う。

動画作成にあたり色んなバージョンのポポル・ブフを日本語,キチェ語(JICAが協力したものも10年振りに読んだ。),英語,スペイン語で読んだけど一番クオリティが高いのはサム・コロップのスペイン語版かなと感じた。有名なレシーノスのものはサム・コロップが指摘するように詳細が抜けていると思う。キチェ語圏文化に対する理解が高くないとその辺は難しい。実際,今回読み直して如何にこの本がキチェ語圏の文化に密接に関わっているか如実に感じたし。

レシーノス版をベースとした林屋氏の日本語版は素晴らしいけど,本当にこの本を理解するにはサム・コロップ版を訳す必要があるのかな。

マインドマップとか

シェラでのキチェ語のファイナル・プロジェクトでこんな課題が。マインド・マップって以前質的データ分析の授業でQSRのNU*DIST(今はNVivo?)の使い方を習った時に少し使った位。FreeMindを習おうと思ったこともあったけど、あまり利用することもないし、結局使わずじまい。

今回、使ってみようと思ったけどこのプログラムも含めて大半のマインドマップ用プログラムのグラフィック機能がしょぼいというかカスタマイズ出来る余地を殆ど与えない印象。

今後も使う可能性を考えると環境に左右される点もマイナスなのでTeXで作成することにした。パッケージはTikZ。マインドマップ用プログラムよりは柔軟性もあるし、何より軽いのがいい。

最近アカデミアに半分戻った様な状態のせいか、LaTeXを使う頻度も増えた。今まで使わなかったコマンド(前回のページ番号の件や色の登録とか)も多いので、備忘録として新規にまとめページを作ろうかなと思う。