Someone to Lean On

新しいバージョンのRをインストール。

今回のバージョンの名称は題名通り。
何か辛いことがあったのか、それとも恋愛中かなんて深読みしてしまう。そんなに考えて名前を付けてる訳ではないのだろうけど。

このSomeone to Lean Onだけど32ビットでも64ビットでも2002年センサスの読み込みがforeignパッケージでは出来なくなってしまった。Rはデータベースに問題があると言うけれどそういうことではないので対処法が見当たらない。readstata13なるパッケージがあるということなので試してみた。

これで一応読み込みは出来た。

しっかり読み込めたか確認するためStataとRでそれぞれ平均年齢を出してみた。


取り合えず問題なさそう。

GISデータ

GISはマップ作りのみに活用している。集落毎の距離を算出して回帰分析に独立変数として取り入れたことも以前はあったけれど、距離が必ずしもアクセスし易さと一致しないことからあまりウェートを置いていない。意味が無い訳では決してないんだけど、計算に労力を使う位なら他にやるべきことは沢山ある。モデルもよりフィットする訳ではないし。

グアテマラの場合今までは国連関係や農牧食糧省から購入したシェイプ・ファイルを使ってきたけど、これらのデータの難点は市レベルまでしかないこと。センサスには集落レベルまで考慮されているのでデータはあるかもとは思っていたけど、最後に調査されたのが2002年なので当時のGPSの普及状況を考えれば位置情報を取っていなくても不思議ではなく、はっきりしないまま市レベルのデータ(境界線)を使ってきた。

久方振りにGISを使うこととなったのでネット検索してみたらSEGEPLANがデータを持っていた。
早速ダウンロードして試してみた。最近GISはArcViewではなく、オープンソースのQGISを使っている。パソコンへのインストールの制限もないのでどこでも使えるから。使途も限られているのでこれで十分。

カンテルで見た場合、場所はあっている。Google Earthに読み込んでみた。

カンテルと検索して矢印が出るのはカンテルの象徴とも言える繊維工場、ファブリカがある場所。クリックした所はチリフキアック(Chirijquiac)集落。Quiacはキチェ語でk’iyaq、ノミという意味。Chirijが後ろという意味なので「ノミの後ろ」という意味。この名前はある伝説に由来して近辺にはチョキアック、ショルキアックというノミとの位置関係に由来した名前の集落が他に2つある。

今回、新たにシェイプ・ファイルを入手出来たことに加えてSEGEPLANは2002年センサスのアグレゲート・データも作成していたので、これを機会にデータの加工もこれまでのStataではなくRでやろうと思う。速度的にはSTATAの方が断然優れているけれど一つの環境で全ての作業が出来るメリットは大きいし、何よりRは大抵のパソコンに入れることが出来る。

Kaxlanwa


カンテルにあるお店。

Kaxlanwaというのはキチェ語で「パン」の意味。Kaxlanはcastillaの意味、waはタマル(タマリート)なのでつまりスペインのタマル、主食でパンとなる。

Kaj Ulew

Kajとはキチェ語で空、ulewは大地。アニミズムのマヤの世界では非常に重要。マヤの儀式では

Uk’u’x Kaj, Uk’u’x Ulew

ということがよくある。これは空と大地の中心(心臓)、意訳では恐らく母なる空・大地という意味。なお、グアテマラはキチェ語では

Ixim Ulew

と言うけれどこれは「トウモロコシの大地」という意味。

Pedida de la Mano

先住民の家族の場合、恋人同士が会う時は男性が女性の家の前に来て話すというのが慣習が続いている。男性は決して女性の家に入ることは出来ない。その許可を得るためには男性がその家族と共に女性の家族を訪問し、結婚の許可と式の日時を決める必要がある。

手順としてはカップルが結婚したいという意見に達した際に女性の両親を呼び何時々に訪問したいと伝えて了承を得る。その後、その日の午後大体2時から3時頃に家族を連れて恋人の家を訪問、そこで結婚を含めた今後の方向性が話し合われる。

各家族は代表(スペイン語でtortulero、キチェ語でkamalb’e)を指名する。この代表は各々の両親ではなく親族(大抵叔父)。その他細かな決まりがあり、例えばパンやチョコレート(飲む方)やローストチキンが入った大きなカゴ(chakach)は女性が、飲み物(炭酸飲料)のボトルは男性が運ぶことになっている。カゴについては女性は頭部を使って運ぶことが出来、また、サイズが大きいので抱えて運ぶことが出来ないのがその要因かなと思う。ここでは最近の行き過ぎた感もいささかあるジェンダー・フリー(gender neutral)という概念は無い。

今回長年付き合いのある家族の娘さんの家でこの儀式、pedida de la manoが行われることとなったのでカメラを入れた。勿論、双方の了承を得た上で。合計11本。最初の二本が現時点でYouTubeで公開されている。


一本目の動画で握手しているのがkamalb’e。二本目の動画では「シェクイーフ」という言葉が頻繁に聞こえるけどこれはキチェ語でこんにちは「buenas tardes」の意味。