ヒスイ

ヒスイはキチェ語でyamanikという。Yamanikはヒスイの他に宝石(precious stone/gem)全般を指す言葉としても使われる。グアテマラも原産地なので昔からヒスイを指す言葉が存在したのだろう。

で昨日はYamanikという名前の女の子に出会った。Esmeraldaという名前の子はスペイン語圏でもいるのでまぁ不思議では無いけれど。ヒスイとエメラルドは別物だから比較すること自体はあまり意味ない様な気もするけれど、Yamanikのスペイン語訳がマヤ言語アカデミーの辞書では何故かエメラルドのみ。

中等教育の教師を目指す学生とのこと。キチェ語は喋られないけど、しっかりコルテとウィピルを着ている。人懐こくかつ賢い子という印象を受けたけど通うのが大変そう。続くかな。

写真を見て気づいたけどペンの色がヒスイの色でもある緑色だった。助手も良くそんな色持っていたなぁ。

Kinya’ nutzij

今年の学習に関わる宣誓。Manifestではなくoath (juramento)。

Kinya’ ri nuk’aslemal chi uxe’ raqan uq’ab’ ri Qajaw che kipatanixik ri e nuwinaq.

Are taq kinchajij ri rutzil kiwach ri e qanan qatat, ri jun ja winaq, ri jun tinimit; qas kinb’an ri nuchak ruk’ ronojel wanima, ruk’ ronojel nuk’u’x.

Na jumul ta wi kinkoj ri wetamab’al chi ub’anik k’ax pa kiwi’ ri e wajil nutz’aqat.

Kink’xib’ej wib’ kinmej wib’, kinpachab’a’ ri nujolom chi kiwach ri e nab’eal taq winaq, chi kiwach ri saq kiwi’, e k’amal taq  b’e, e wajtijab’, ruk’ jun nimalaj maltyoxinik, che qas taqal chi kech.

Kinb’an wachalal chi kech, ke’nuloq’oj konojel ri e wach taq ajchakib’ apawije’ kinriqitaj wi, kwuk’a’j pa ri wanima, xuquje’ nim kwil wi ronojel taq uwach eta’mab’al kik’utum kan chi nuwach.

Ronojel wa’ kinpatanib’ej, kinchakub’ej, mawi kintz’iloj taj, na kwetzelaj taj.

Xane’ kinya’ uchuq’ab’.

Ralk’wal Ulew

500 Yearsのエンディング曲として流れていたカクチケル族の女性歌手サラ・クルチッチの歌。

Ralk’wal ulewとは直訳すれば土地の息子・娘という意味。alk’wal自体からは性別を判断することは出来ない。最初のRは英語で言うitsの様なものでつまり分解すると

Its Son/Daughter of Land

となる。土地というのは勿論この場合、色んな解釈が可能。このクリップではイシル族の先住民女性が証言する場面があるけれど、映画でイルマ・アリシアが言っていた通り、これは彼女にとって物凄く恐ろしいことだったと思う。証言する内容を考慮しないとしても。

Muxanib’al

通っているジムの支部のひとつが最近引っ越した。近くに寄ったので見学。シェラからのバス停の近くなので、渋滞が酷い時は一泳ぎして、交通量が落ち着くのを待つことが出来るかな。

プールは6レーンしかないけど、混雑時を除けばまぁ大丈夫だと思う。
ジム自体も機材が新しいものを置いていた。大きさはうちの大学のジムの4分の1くらいだけど


同じCybexの製品を採用してくれているのは助かる。

Muxanib’alとは泳ぐ(muxanik)所という意味、つまりプール。ビーチはploという単語が別にあるし、そもそもキチェ語圏から比較的近い太平洋の海岸は波が高くてとても泳げない。

Ajb’aq

グアテマラの伝統的なカイロプラクターもしくは整体師のAjb’aq。

ajとはキチェ語で〰を行う人、b’aqは骨という意味。ajtij(tijonikは教える)が先生、ajkun(kunanikは治す)が医者と言うのと同じ論理。

つまりajb’aqとは直訳すると骨の専門家。ただ、骨折や脱臼だけでなく、捻挫等も治療することができる。捻挫、肉離れ、骨折等で何千ケツァルも請求されるということを結構聞くけど、大抵ajb’aqの方が治療の質が高いと思う。で請求額も極僅か。ドス チョカス位。

こちらでもこういう伝統治療を否定する人は多く残念だなぁと思う。2016年9月のプレンサ・リブレで公立の医療施設でオホやスストを含む先住民特有の病気や代替治療を取り入れる予定という記事を読んだけど、その後特筆すべき進展はなさそうだし。