Kotz’i’jに恋して12

 

 

マヤ・キチェ語の人工無脳プログラムTzijonik作成も大分進んできた。今回はユーザーが入力した文章が単語リストに載っている名詞を含んでいる場合、テンプレートとして保存する仕様にしてみた。変更点は次の3つのコードに殆ど含まれている。

Responder.rb

 

Dictionary.rb

 

 

Kotzij.rb

 

プログラムを起動してみる。

会話らしくなってきている様な気がする。今後、単語リストの語彙数を増やしつつ、根気強く会話していけばどんどん良くなる筈。

さて、次はマルコフ連鎖を用いた辞書と返答方法の作成だけど、こちらは今後Javaへの移植も考えると本通りには出来ない。配列の組み方は大体想像出来るので自分なりのフォーマットで作成していくしかないかなぁ。そんなに大変そうでもないけど。そもそも今回も判定方法や基準は結構修正する必要があったし。

しかし、ベイズ統計で触れたマルコフ連鎖にこの分野で出会うことになるとは。。

Ch’uqatalik

今日のエル・ケツァルテコ紙でキチェ語の単語を紹介していた。これまでこういう試みがあったかどうかは分からないけれど、ぜひ続けて欲しい。

近隣にはキチェ語のみならずマム語やその他のマヤ系言語を喋る人が結構いることだし。

Kotz’i’jに恋して11

今回の更新でKotz’ijは単語帳にある名詞を認識し、一度入力された名詞がもう一度入力された場合は、初めて入力された時のフレーズを用いる仕様にしてみた。

名詞かどうかの判定は、単語帳に品詞の情報を加えることにより実現。

単語帳に含まれている単語は今のところ全て名詞だけど動詞や前置詞等を保存することももちろん可能。

今回、大幅な追加・変更があったのはやはり辞書関連のコード。名詞を認識するためのメソッドを新たに作成。キチェ語は英語やスペイン語等と同様に単語と単語を空白で離すため、単語の認識自体は楽。

 

Dictionary.rb

プログラムを実行してみる。

少し会話らしくなってきた気がしないでもない。語彙やパターン数を増やしていけば更に良くなるかも。

 

 

19

数字の19をマヤの象形文字で描くとこうなる。

20進法のマヤ文明では桁が変わる前の最後の素数でもある。