Ucha’xik

キチェ語で~ということだ,~らしいといったニュアンスの言葉。

カンテル市出身の著名コラムニスト兼学者であるエンリケ・サム・コロップのプレンサ・リブレ紙上でのコラムのタイトルとして使われていた。

最近,数人のグアテマラ人と話していて気付いたけど,思った以上に先住民の文化って知られていない。理解する・しない以前の問題だと思う。

キリスト教の影響も多分にあると思うし,フーコーの考えを用いると中々興味深い現状が現れてくる。

少しずつだけど,自分にとって興味が尽きることがないであろう先住民文化について書いていきたい。

時が経つのは

カンテル市在住の姉妹。

左側が姉。この子が4歳の時に今はWalmartとなったHiper Paízでおもちゃを買ってあげたけど、今彼女の娘が同じような歳になって、その子にお菓子を買ってあげたりしている。

おもちゃを買った時には右の子はまだ生まれてもいなかった。時が経つのは早いと如実に感じる年頃になった。

色んなことが変わったと思う。ただ、聞いている音楽だけは幼少時から殆ど変わらない。そういう子供の頃から聞いているものを聞くときだけ、目が若返る気がするのは単なる気のせいではないかな。

結婚時のアドバイス

マヤ・キチェ語のクラスの課題から抜粋。スペイン語に訳せというもの。

At ali, at ala, mojsachan pa ik’u’x, mesachan ri e iwachalal chi iwech. Choje’isolij b’a’, choje’ich’ab’ej b’a’; xuquje’ ri oj kixulqasolij, kixulqach’ab’ej na wa’. Che’iwila’, che’iloq’oj ri e iwalk’wa’l pa ronojel ri kik’aslemal, jacha le oj sib’alaj xixqaloq’oj, che’ikajmaj, che’ikunaj are taq keyawajik. Chik’utu’ ri utz chi kiwach are chi utz kakil le winaq, le ajil tz’aqat. Ri oj amaq’el kixqana’taj uloq pwi ri utzil, pa uwi’ ri k’axk’olil; pa uwi’ ri b’is, pa uwi’ ri oq’ej xuquje’ pa uwi’ ronojel jastaq.

レベル的には中の上といったところ。来月からは上級コースを受講となる。

上記の文章は結婚した際に恐らく新婦側の母による新郎新婦に対するアドバイスというかお願い。結婚して自分たちとは別に暮らすようになっても忘れないでね。頻繁に訪ねて来てね。いつも良い行いを心がけて困った人がいたら助けなさいといった内容。あくまでも抜粋なので本文はこの10倍位あるので翻訳には結構時間がかかった。

これと同じようなことを15年以上前に言われてこれを書いた人はナワラ市で少し遠いけど同じキチェ語を喋る先住民として考えていることは似ているんだなぁと感慨深くなった。

写真は11年前に撮った結婚式の一場面。

ネバフ市の帯

先日ネバフ市を訪問した時に買ったファハ。キチェ語圏でないことも影響しているのか大分デザインが違う。幅もシェラやその周辺都市のものと比べると大分広い。

それから値段も高い。チチカステナンゴ以西からすると信じられない程。