キチェ語を学ぶために必要なこと

キチェ語もレベルも少なくとも名目上は上級になったところでキチェ語やマヤ諸語を学ぶ上で必要なことを振り返ってみたい。

やる気は勿論だけどまずはスペイン語。キチェ語の教科書は英語でもあることはあるけれど、スペイン語のものが圧倒的に多いし、キチェ語自体もスペイン語を基とした単語が沢山あるため、やはりスペイン語は必須だと思う。中級以上であれば問題ないと思う。

それから必須だと思うのが自分で考える能力と割り切れる、若しくは諦められるということ。

自分で考えられるというのはキチェ語のテキストは統一性が無かったり、また、必要な情報が備わっていないことが多いので、状況に応じて対処したり判断する必要がある。先生がいれば質問するというのも解決策の一つとなり得るけど、他の解決策を探す必要も多々ある。

また、地方ごとに語彙が大きく異なるため、教科書に載っているものがある地域では通じないということも多いけど、その辺に関する情報が皆無に等しいので、その辺はそういうものだと割り切ることもある程度必要。完全主義ではとてもじゃないけどやっていけない。言語の本質を掴んでいれば割り切ること自体は問題とならない筈。

情報の欠如という意味では英語を始めとした欧米諸語と事情は大きく異なり、また、統一性という意味では習った経験のあるニカラグアのミスキート語と比べて大変。ただ、そういう困難を難なく受け止めて、また、マヤの文明や文化に敬意と関心を抱くことが出来るのであれば学ぶことはそれ程難しくはないとは思う。

Chqetam’aj le K’iche’ ch’ab’al! (キチェ語を学ぼう)。

Jujun wachib’al re qame’s

シェラ生まれカンテル育ちのうちの猫。シェラで飼っていたけど週末を過ごすカンテルの方が過ごし易そうだったのでこちらに移した。日中は色んな所に行っているけど人懐こい。個人的には犬より猫の方が性格に合っていると思う。

Jujunは数個、数枚の~という意味。wachib’alはイラストや写真。qame’sは私達の猫なので

jujun wachib’al re qame’sで私達の猫の写真数枚となる。

共同洗濯場

カンテル市の集落の一つにある共同洗濯場。

殆どの世帯は洗濯板と貯水槽が一緒になったピラを所有しているのでこの洗濯場は普段は使われない。

ではいつ使われるのかというと死者の埋葬後に死者が利用していた毛布、布団やシーツを女性が共同で洗うときに使う。死者の家族の衣類も洗うことがしきたりとなっているので結構な量となるので、十人以上の女性が集まって洗うこととなる。

Mansa’n

日曜の午前中、リンゴを取りに行った。自宅から徒歩で15分程。我々が所有している農園ではあるけど、誰でも入れる。リンゴはキチェ語でmansa’nという。スペイン語からキチェ語の一部になった一つの例。

道中には桃の木も沢山ある。

もちろんトウモロコシも。そろそろ収穫時期。

リンゴの木。

皆、楽しそうに採っていた。

今回はそんなに沢山は採らずcostal(koxtar)と呼ばれる袋一袋分だけ。それでも結構な量。

帰り道はトウモロコシ畑を横切る形となった。