トトニカパン県の先住民比率

昨日の続き。

サン・アンドレス・シェクル市の人口における先住民の割合が高いのは分かったけど、そもそもトトニカパン県内の他市はどうなのか。トトニカパン自体が先住民が多いという印象が元々ある。

調べてみた。

他の市も総じて高いことが分かる。中にはサン・アンドレスより高い所も。

0801からそれぞれ

  • トトニカパン市
  • サン・クリストバル・トトニカパン市
  • サン・フランシスコ・エル・アルト市
  • サン・アンドレス・シェクル市
  • モモステナンゴ市
  • サンタ・マリア・チキムラ市
  • サンタ・ルシア・ラ・レフォルマ市
  • サン・バルトロ市

となっている。これだけ先住民の割合が高い県なのに聖人の名を冠した市が8市中6市。カトリックの影響は強い。

トトニカパン県全体の民族別の割合はこうなっている。

キチェ族以外の先住民、特にマム族、カクチケル族やケクチ族もいるけれど、割合としてはごく僅か。やっぱり、経済的な意味合いからもわざわざトトニカパン県に移ろうという人は少ないんだろうと思う。

サン・アンドレス・シェクル市の先住民比率

地球の歩き方にサン・アンドレス・シェクル市の先住民の割合が99.7%以上とあった。物凄く高い。これって一万人あたり30人未満が非先住民ということ。

ちょっと信じがたいと思い、2002年の国勢調査を調べてみたら本当だった。

2002年時点での総人口数は22,362人。うち、キチェ族が99.39%。総人口に対する先住民の割合はなんと

99.75%だった。

ついでに人口ピラミッドも作成してみた。

出生率が高いため、若年層が多い。グアテマラ全体も傾向は一緒だけどやはり地方の方が顕著。

グアテマラの人口ピラミッドがこちら。

グアテマラ・シティーの場合は少し異なる。人口の流入と教育水準の高さが主要因かな。

今回はSTATAを使った。コードはこちら。

チョカ

サンティアゴ・アティトラン市の有名人の一人はこちらの25セント硬貨に刻まれている女性のモデル。存命だ。

中央公園には25セント硬貨のモニュメントがある。