Phil 4:13続き

Bible.isというサイトがあった。

こちらは

Ri in ronojel kinkowin chech pa Ri Jun,

che are kya’ow ri nuchuq’ab’.

となっている。ただ、最初のriは現在のキチェ語ではこういう風に使ったりはしないと思う。Godを大文字でRi Junとしているのは面白い。三位一体はこの翻訳時にはどう解釈されていたのかと考えてしまう。言っている意味は分かるけれど。

Phil 4:13

長い間読んでいないのでよく覚えていないけど英語では

I can do all this through him who gives me strength.

ここのhimがキリストを指しているのか記憶が曖昧。でもキチェ語バージョンを読んでみると多分そうなんだろうなと思った。

bible.comにあるキチェ語の同じ節は

Ronojel quincuin chubanic are’ c’u Crist ri cäyo’w nu chuk’ab.

翻訳がいつ行われたのか分からないけれど大分古い。今の正式な書き方だと

Ronojel kinkowin kinb’an are k’u Kristo ri kayo’w nuchuq’ab’.

となる。書き方だけならともかく発音も異なってしまう。探した限りでは新たな翻訳版は無さそう。

Someone to Lean On

新しいバージョンのRをインストール。

今回のバージョンの名称は題名通り。
何か辛いことがあったのか、それとも恋愛中かなんて深読みしてしまう。そんなに考えて名前を付けてる訳ではないのだろうけど。

このSomeone to Lean Onだけど32ビットでも64ビットでも2002年センサスの読み込みがforeignパッケージでは出来なくなってしまった。Rはデータベースに問題があると言うけれどそういうことではないので対処法が見当たらない。readstata13なるパッケージがあるということなので試してみた。

これで一応読み込みは出来た。

しっかり読み込めたか確認するためStataとRでそれぞれ平均年齢を出してみた。


取り合えず問題なさそう。

GISデータ

GISはマップ作りのみに活用している。集落毎の距離を算出して回帰分析に独立変数として取り入れたことも以前はあったけれど、距離が必ずしもアクセスし易さと一致しないことからあまりウェートを置いていない。意味が無い訳では決してないんだけど、計算に労力を使う位なら他にやるべきことは沢山ある。モデルもよりフィットする訳ではないし。

グアテマラの場合今までは国連関係や農牧食糧省から購入したシェイプ・ファイルを使ってきたけど、これらのデータの難点は市レベルまでしかないこと。センサスには集落レベルまで考慮されているのでデータはあるかもとは思っていたけど、最後に調査されたのが2002年なので当時のGPSの普及状況を考えれば位置情報を取っていなくても不思議ではなく、はっきりしないまま市レベルのデータ(境界線)を使ってきた。

久方振りにGISを使うこととなったのでネット検索してみたらSEGEPLANがデータを持っていた。
早速ダウンロードして試してみた。最近GISはArcViewではなく、オープンソースのQGISを使っている。パソコンへのインストールの制限もないのでどこでも使えるから。使途も限られているのでこれで十分。

カンテルで見た場合、場所はあっている。Google Earthに読み込んでみた。

カンテルと検索して矢印が出るのはカンテルの象徴とも言える繊維工場、ファブリカがある場所。クリックした所はチリフキアック(Chirijquiac)集落。Quiacはキチェ語でk’iyaq、ノミという意味。Chirijが後ろという意味なので「ノミの後ろ」という意味。この名前はある伝説に由来して近辺にはチョキアック、ショルキアックというノミとの位置関係に由来した名前の集落が他に2つある。

今回、新たにシェイプ・ファイルを入手出来たことに加えてSEGEPLANは2002年センサスのアグレゲート・データも作成していたので、これを機会にデータの加工もこれまでのStataではなくRでやろうと思う。速度的にはSTATAの方が断然優れているけれど一つの環境で全ての作業が出来るメリットは大きいし、何よりRは大抵のパソコンに入れることが出来る。

Kaxlanwa


カンテルにあるお店。

Kaxlanwaというのはキチェ語で「パン」の意味。Kaxlanはcastillaの意味、waはタマル(タマリート)なのでつまりスペインのタマル、主食でパンとなる。