キチェ語もレベルも少なくとも名目上は上級になったところでキチェ語やマヤ諸語を学ぶ上で必要なことを振り返ってみたい。
やる気は勿論だけどまずはスペイン語。キチェ語の教科書は英語でもあることはあるけれど、スペイン語のものが圧倒的に多いし、キチェ語自体もスペイン語を基とした単語が沢山あるため、やはりスペイン語は必須だと思う。中級以上であれば問題ないと思う。
それから必須だと思うのが自分で考える能力と割り切れる、若しくは諦められるということ。
自分で考えられるというのはキチェ語のテキストは統一性が無かったり、また、必要な情報が備わっていないことが多いので、状況に応じて対処したり判断する必要がある。先生がいれば質問するというのも解決策の一つとなり得るけど、他の解決策を探す必要も多々ある。
また、地方ごとに語彙が大きく異なるため、教科書に載っているものがある地域では通じないということも多いけど、その辺に関する情報が皆無に等しいので、その辺はそういうものだと割り切ることもある程度必要。完全主義ではとてもじゃないけどやっていけない。言語の本質を掴んでいれば割り切ること自体は問題とならない筈。
情報の欠如という意味では英語を始めとした欧米諸語と事情は大きく異なり、また、統一性という意味では習った経験のあるニカラグアのミスキート語と比べて大変。ただ、そういう困難を難なく受け止めて、また、マヤの文明や文化に敬意と関心を抱くことが出来るのであれば学ぶことはそれ程難しくはないとは思う。
Chqetam’aj le K’iche’ ch’ab’al! (キチェ語を学ぼう)。