フクロウはキチェ語で固有の名称がある数少ない鳥類の一種(tukur)。ただ、フクロウというのはそもそもはアメリカ大陸に存在しないはず。その点を先週キチェ語の先生と夕食を共にした時に聞いたら、おそらく元々は他の種を指していた可能性が高いとのこと。
同じことは他の単語でもあり、例えば今では馬を意味するkejは元々、鹿という意味だったそう。現在鹿にはmasatという言葉がある。シェラから車で2時間ほどの所にマサテナンゴという町があるがその語源の一部でもある。やはり言語だけあって、色んな要素や時と共に変化しているんだなぁと感慨深いものがあった。